飼い主様曰く「うちの子は至って健康」とのことでした。
血液検査により、ALPが高いことが分かりました。
ALPは、肝臓・胆のう・副腎などに異常があると高くなります。
追加検査でエコー検査を行ったところ、胆泥症が原因であると分かりました。
胆泥症は症状がでることが少なく、
長年放置すると胆のう粘液のう腫に進行してしまうことがあり、
これも放置すると最悪の場合、胆のうが破裂してしまいます。
その結果、腹膜炎を起こし救命することが非常に困難になってしまいます。
重度胆泥症だったため、
すぐに利胆剤の投与と満腹感サポートスペシャルを食べ始めることで、
徐々にですが胆泥が減り始め、
現在は軽度胆泥症の状態を維持出来ています。
「至って健康」であっても、
やはり健康診断は重要であると思わせてくれる例でした。